家庭教師で得たもの
私は家庭教師として100名以上のお子さんを担当し、いろいろな経験をしました。
「楽だった。」
なんてことはまず皆無。
前にお話ししたプレッシャー、そして健康管理を考えると正直な話、
「割に合わない」
そう思ったこともありました。
それでも得るものは大きい仕事だと思います。
自分が得てきた知識を子供たちに伝えていく、そういう役割を楽しんでいた
気がします。
時代が複雑な様相をみせるにつれ、子供たちが将来への不安をたくさん抱え、
悩み苦しむ姿を見る機会も増えました。
それは少し前の時代とは明らかに違う種類の悩み方です。
「大学全入時代」という言葉を聞いたときは、
「何も知らない人が、いい加減なことを。」
と思いました。
時代が厳しくなれば、競争も激しくなります。
頑張っても報われないことが増えます。
そんな世代の子供たちが学習の手段として家庭教師に接することで、
将来に向けて何か得るものがあればと思います。
同時にこの文章が、お子さんを応援なさる親御さんの家庭教師を検討なさる
参考となることを祈ります。