親御さんが緊張せずともよいのです
家庭教師をはじめてしばらく経ったころのこと。
はじめて受け持った生徒様の親御さんと、食事をご一緒する機会がありました。
その席でこう言われました。
「来てもらって最初の頃は緊張してね。
なんて話せばいいのか分からなかったのよ。」
びっくりしましたよ。
だってこちらこそ、厳しい目で見られてるものと思ってカチカチに
緊張していたのですから。
初めて思いました。
「親御さんも緊張なさるのだなぁ」と。
そういうものですから、親御さんが緊張なさる必要はさほどないのだと思います。
そうは言っても初対面の方とお会いする時に緊張なさる方もおいででしょう。
避けたいのは(まさに私がそうだったのですが)
「はじめて家庭教師となった教師」
と、
「はじめて家庭教師を迎えるご家庭の親御さん」
が、お互いに緊張をしすぎてしまうことです。
理由はいたって単純です。
その緊張がお子さんにまで伝染して、お子さんが疲れてしまうことを
避けたいからです。
家庭教師の先生よりも親御さんが年上のケースでは、
「さぁ!今日からしっかり頼みますよ!」
という感じでどっしり構えた方がいいかもしれません。