プレッシャー その1
「家庭教師なんだから、ちゃんとして当たり前。」
「塾より高いお金を払うんだから、塾に通うより高い成果が出て当然。」
これは家庭教師を依頼なさる親御さんの偽らざる本音だと思います。
中には塾と家庭教師の両方をご利用なさる豪傑(?)もいらっしゃるみたいで、
「家庭教師より塾の方がいいんじゃない?」
と、きついご叱責を頂戴する家庭教師もいたとか。
具体的なエピソードからご紹介しましたが、家庭教師には結構なプレッシャーが
かかります。
ある種の「合格請負人」という役割を担いますので、お子さんの現状を
把握するのは当然、
志望校の研究や対策なども求められます。
そうした実務をこなすうち、家庭教師ごとに「得意学校」「得意科目」なるものが
定着するほどです。
それらに加えて、親御さんとの関係を保ってお子さんの相談にも乗るのですから、
まさにオールマイティと言える業務です。
こういった背景からおわかり頂けるかも知れませんが、同時期にそう沢山の
お子さんの指導をお引き受けできる仕事ではないのです。